はじめに [5] 地球に優しい?家庭菜園へ
実は環境負荷が大きい野菜作り
「植物を育てているんだから、農業は地球に優しい」イメージがありますが、そういうわけにはいかないようです。
肥料を作るときや、撒いた肥料が変化するとき、運搬、焼却などでたくさんの環境負荷が発生します。
そりゃそうです、「農業」は何十億人を養ってくれているのですから環境負荷だって大きいわけです。
せめて「家庭菜園」は納得できる楽しみに
一方、家庭菜園は娯楽です。それがなければ生活できないわけでもないし、誰かが飢えるわけでもありません。
その娯楽によって大きな環境破壊が引き起こされているとしたら、私としては手放しで楽しむことができません。
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もし「この娯楽のためにどこかの山を崩すということはない」というなら、安心して楽しめそうです。
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さらにもし、炭素を地球に返すことで環境問題の解決にかすかにつながるなら、より前向きに楽しめると思うのです。
今、経験しておきたい家庭菜園
ところで、農業は厳しい状況にあるといいます。
農家の高齢化など社会的な問題もずっと言われてきましたが、問題はそれだけではないようです。
気候変動で野菜を育てるのが難しくなり、化学肥料をつくるための資源も枯渇、使い続けた土地が疲弊してきているというのです。
いつか野菜や肥料が高騰したとき、環境負荷の少ない家庭菜園がほんのわずかでも誰かの助けになればと想像しています。
肥料を買わずに採れました♪